文化

人工知能の発達はベーシックインカムを促すか

近年、ベーシックインカムの導入について世界的に議論されています。

2017年1月にフィンランドは国家規模では初めてのベーシックインカム制度を導入されました。

失業者2000人に対して月/6.8万円を支給する試験的なものですが、新しい社会福祉制度の実施に世界中が注目しています。

べーシックインカム、フィンランドが試験導入

同時に、世界中の経済学者や科学者は人工知能(以下、AI)発達の影響により人間の仕事が無くなり失業率が上がるのではないかとも議論しています。

AIが人間の仕事を代替し、仕事が少なった社会にはベーシックインカムが必要ではないか?

ベーシックインカムが導入された人間はどのような生活をするのか?と議論は絶えません。

ここではAIの発達とベーシックインカムについて述べていきます。

ベーシックインカムとは?

ベーシックインカム(basic income)とは最低限所得保障の一種で、政府がすべての国民に対して最低限の生活を送るのに必要とされている額の現金を無条件で定期的に支給するという構想。基礎所得保障基本所得保障最低生活保障国民配当とも、また頭文字をとってBIともいう。

Wikipediaより

簡単に言えば「労働と生存を切り離すためのお金」です。

労働の意義は多様にありますが、その一つに『生きるために稼ぐ』というものがあります。

政府により最低限生存に必要な食い扶持を支給することで「生存のための労働」を無くすのが第一の目的です。

これは働かなくてよくなる、怠け者が増えるといったお話ではありません。

ベーシックインカムは『生存のための労働』に縛られずに生きる人を増やし

人生の多様化を促すための仕組みだと言えます。

第四次産業革命期を生きる

AIが発達してIoT(ネットに繋がったモノ.exスマホ等)が増えた現代は

第四次産業革命と捉えられます。

最初の第一次産業革命はご存知の通り、「蒸気機関の発明と工場の機械化」が主な要因でした。

第二次は交通網の発展と「電力」による「大量生産」によります。
一度に多くのものが生産できるようになりました。

第3次は「コンピュータとインターネット」
世界はネットにより極端に狭くなり、指示を出せば機械が自動的に動くようになりました。

そして第四次はAIによる「自律化」です。
ビックデータの収集・解析技術で機械が自ら考えて動くようになりました。

「機械化」により人の手間が減り、電力で生産性が上がり、コンピューターでの「自動化」が加わり、最後は機械自らが「自律」して動き遂には人間の手は入らない時代になってきています。

クリエイティブの分野でもAIの勢いは凄まじいです。

マイクロソフトを中心とした研究チームがAIにレンブラントの全作品を解析させて、本物のレンブラントが描いたかのような新作を作り上げたそうです。

 

AIにSF作家である「星新一」の作品をデータ解析させて短編を創作させたそうです。

その短編が応募総数も多い日本SF文学賞の一次選考を突破したと昨年話題になりました。

今はまだ短編しか書けないそうですが、いつの日かAI作家の書いた小説が本屋に並ぶことになりそうです。

AIが絵画と小説を作る時代、作品にいわゆるアウラや、著者(?)にゴーストが宿るかは別として、犯されることはないと思ってきたクリエイティブな分野にもAIが進出してきています。

AIとベーシックインカム

AIにより産業が発展していけば、人間が仕事をすることなく商品やサービスの生産性は上がっていきます。

産業の生産性が上がれば経済は豊かになり、政府の財源が増えてベーシックインカムのための財源を形成する一助になるでしょう。

テスラ・モーターズCEOのイーロン・マスク氏は下記のように言及しています。

 産業の自動化によって商品やサービスの生産性が極めて高くなる。ほとんど全てのモノの値段が極めて安くなりうる。普遍的なベーシック・インカムは必要になるだろう。

 多くの人たちは職に自分の生きがいを見つける。あなたの労働が必要とされなければ、あなたの存在意義は何か? 役に立たないと感じるだろうか? これは非常に難しい問題だ。

Fast Company』より

自分の仕事が社会や誰かの役にたっていると感じれるのは幸せなことです。

ただ仕事はAIにとって変わられ、食べていくには困らない金額が政府から支給されたとしたら人はどんな生き方ができるでしょうか。

従来の生き方が参考にならない時、人生のロールモデルがいない時

あなたはどんな生き方をしますか?

 

 

ABOUT ME
ユウヤ
株式会社AIKIYA代表取締役 合気道2段。WEB制作、護身術指導、あとカメハメ波が撃てます。嘘です。 プロフィールはこちら